大航海時代 2019 2 23

「宇宙には、名誉と富がある」
 私は、2003年に、
イラク戦争開戦で、世界が騒然となる時に、
「宇宙には、名誉と富がある」と書き、
世界各国は、地球内部の紛争をやめて、
宇宙を目指すべきであると主張しました。
 これに対しては、
「名誉はわかるが、富とは何か」という意見がありました。
 これは、いずれ、わかるでしょう。
人類の歴史には、「大航海時代」というものがありましたが、
やがて、「宇宙の大航海時代」がやってくるでしょう。
 それでも、当時、多くの人は、
「また税金を使うのか。宇宙開発は、巨額の税金がかかる」と否定的でした。
 しかし、私は、「お役所が宇宙開発をやるから、
巨額の税金がかかるのであって、
これからは、民間企業が宇宙開発をする時代である」と書きました。
 そのためにも、「宇宙には、名誉と富がある」というスローガンを
繰り返し主張する必要があったのです。
 あれから、15年経ち、
宇宙開発は、遅々として進まず、世界には紛争の火種は絶えない。
それでも、少しずつ宇宙開発における成功というニュースは増えてきました。

子供のお菓子 2003 2 18
 三人の子供が、仲良く遊んでいました。
ある時、一人の子供が、不思議な水を見つけました。
その水は、火を付けると、「燃える水」なのです。
 もう一人の子供が、後からきて、
取り合いのケンカとなってしまいました。
 残された一人の子供は、「燃える水」を見て、
「これは、おもしろい」と思いましたが、不安も感じました。
 どのような不安かというと、
「燃える水」の火が、自分の服に移ってしまわないかということです。
 そこで、その子は、燃える水をあきらめることにしました。
ふと、天井を見上げると、お菓子がありました。
どうやって取ろうかと考えました。
 一番、安全で確実な方法は、15年待つことです。
15年も経てば、背が伸びて、届くようになります。
 しかし、その子は、「15年も待てない」と思いました。
なぜなら、15年も待っているうちに、
「燃える水」を取り合っている二人の子供も、
さすがに、天井のお菓子に気づいてしまうからです。
 そこで、その子は、近くを通りかかった旅人に、
お菓子を取ってくれるように頼みました。
 旅人は、ある約束をしてほしいと、その子に言いました。
「ケンカをしないこと。仲良く遊ぶこと。勉強をすること」
 旅人は、上から大きな手を差し伸べて、その子をすくい上げました。
そして、その子は、自らの手で、お菓子を取ることができました。
 旅人は、「燃える水」を取り合っている二人の子供のリュックサックを見て、
その中には、「欲望」と「怒り」が入っていることに気づきました。
旅人は、そのリュックサックが「なんと重いことか」と思いました。
 旅人は、その子に言いました。
「この約束を守っていれば、君のリュックサックには、
小さな平和と繁栄が、いつまでも入っている。
そして、それが、やがて、名誉と富に育つ」






































































トップページへ戻る